『XXの社会学』を考える

Sociological Books of Every Damned Things

 

手紙の社会学

飯盛 いずみ
 
本書では、ミクロ社会学の主体および相互作用の部分にアプローチし、「手紙」というメディアを用いたコミュニケーションの分析を行なう。コミュニケーションにおいても「より速く、より便利に」という動きが加速するなかで、あえて手間と時間のかかるメディアを用いることにより、自己表現にどのような変化が生まれるのか、また、それによって相手との関係性にどのような変化をもたらすのかについて考えていく。