『XXの社会学』を考える

Sociological Books of Every Damned Things

 

時間割の社会学 効率化を追い求める人々

中田 早紀
 
1限から5限までびっしりと詰まった時間割、毎学期金曜日が全休の時間割、履修している授業に一貫性がなく楽単ばかりの時間割…。世の中にはあらゆる時間割が存在し、そこには日常生活における一人ひとりの時間の使い方や考え方が表れています。本書では、そんな時間割たちから読み解いた現代社会を生きる人々の効率化を求めすぎる姿勢について考えていきます。効率主義的な考え方で溢れた社会の行く末には、危険が待っている…?