『XXの社会学』を考える

Sociological Books of Every Damned Things

 

たばこの社会学

會田 太一
 
本書では人々がどのような状況でたばこを吸うのか?という個別的な事象から、国家とたばこの関係というマクロな視点に加え、その国家と人々を繋ぐ間にあるさまざまな組織を分析していく。各視点を移動しながら、私たちの住む「社会」ついて理解を深めるためのヒントを提供する。強調しておきたいのは、決して喫煙者のためだけの本ではなく、あらゆる人にとってたばこというものは重要なテーマを孕んだ「モノ」だということだ。