『XXの社会学』を考える

Sociological Books of Every Damned Things

 

エアコンの社会学

佐藤 優
 
この本では、エアコンの社会学について語っている。ミクロな視点から、エアコンそのものの社会的な歴史やそれを使う個人や組織、建物などについて考えている。また、エアコンが生んだ人間の行動の変化、社会構造の変化についても考察している。エアコンは人間が生み出した生活を快適にするための発明であったが、いつしか命を守るための生命維持装置としての働きも持つようになった。エアコンが発明され、一つの便利な機能から、社会の構造に変化をもたらす強い役割を担うようになったストーリーがこの本を通して見えてくるだろう。