芬蘭風俗採集
2012年3月8日(木)〜13日(火)にかけて、ヘルシンキに滞在した。もともとは、視察や打ち合わせで旅程を組んでいたのだが、ちょうど春休みのタイミングだったので、学生たちも合流し、総勢15名になった。
メインともいうべき活動は、このサイトで紹介しているとおり、ふだん日本でおこなっているポスターづくりのワークショップであるが、せっかくなので、ひとり一人が何かテーマを決めて、ヘルシンキのまちで風俗採集をおこなうことにした。
はじめてのまちは、緊張する。思うように言葉が通じない。トラム(路面電車)や地下鉄の乗り降りさえ、冒険になる。そして、氷点下だ。凍った道で滑ってころばないように注意もしなければならない。やや荒削りな調査だが、どれもヘルシンキの〈いま〉を記録したものだ。
順番に読んでいくと、徐々にヘルシンキのことがわかってくる。レストランのことも、おみやげのことも載っていないが、これは、記録であると同時に、ちいさなガイドブックになるはずだ。
ダウンロードする [芬蘭風俗採集(加藤文俊研究室編, 2012)PDF: 1.4MB]
A5版変型(190*148mm)32ページ
以下は『芬蘭風俗採集』の図版です。文章ととともに編集されたバージョンについては、PDF版をダウンロードしてください。