大いに笑う
ポスターのお披露目は、大いに盛り上がり、皆さんによろこんでいただけたようです。わずかな時間の取材であっても、はたらく姿を上手くとらえて、表現することができました。そして、乾杯と記念撮影。そのとき、夜を徹した作業の疲れが、一気に癒されます。
今回のフィールドワークは、形の上では「探られる島」プロジェクトとの「共催」だったのですが、いろいろな段取りや調整は、ほとんどStudio-Lの皆さんにおまかせして、いつもより、ちょっと気楽に出かけることができました(ありがとうございました!)。
船が桟橋を離れ、手を振る姿が、だんだんちいさくなりました。ふたたび、ふだんの生活に戻っても、しばらくは、日焼けした腕を見るたびに、家島のことが頭に浮かびました。まちや地域との関係性を育むためには、つねに近くにいたり、頻繁に足をはこんだりする必要はないのかもしれません。そもそも、それがかなわないことのほうが、多いはずです。ぼくたちは、離れていても、遠い場所を想うことができます。それは、ボランタリーで、ゆるやかな結びつきであるからこそ、長く続けることのできる関係です。このプロジェクトをつうじて、家島の“ファン”になれば、それは、長い関わりのはじまりになります。