まちの人びとに会いに行く

更新日 2011-10-04

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まちの人びとに会いに行く

IMG_0322.JPGそれぞれの現場には、時間とともに培われてきた〈しかた〉がある。たとえば道具箱はそれを知る手がかりになる。「時代屋」での簡単なオリエンテーションのあと、学生たちは2名(3名)のグループに分かれて、まちに出かけました。かみのやまの中心部だけではなく、少し離れた所にある農家や果樹園などもふくめ、今回の取材先は11か所です。話を聞くのはもちろん、仕事の現場を間近で見ることも大切です。

わずかな時間であっても、できるだけ人びとの日常に触れ、細やかな目で観察していると、毎日の暮らしのなかで培われてきた、さまざまな〈しかた〉が見えてきます。人とのやりとりの痕跡に気づく場合もあるでしょう。ちょっとしたひと言に、家族やまちへの想い、あるいは震災後の東北地方や日本についての向き合い方が表れてくるはずです。
中山さんが事前に調整したくれたこともあって、まちの人びとは、ぼくたちの来訪を優しく受け入れてくれました。忙しい時間を垣間見るだけで、まちが「教室」であることをあらためて感じます。生活のなかにこそ、学ぶべきさまざまなレッスンが埋め込まれているのです。