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電車にゆられて、まちを想う。

中吊りギャラリー(湘南編)

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更新日 2007-12-02 | 作成日 2007-10-29

湘南を歩く


R0012055.JPG道路や鉄道は、地域や都市のイメージをつくるのに重要な役割を果たしています。ときには、「エッジ」となって、そのイメージを分断することもありますが、場所に対する親しみやすさや愛情は、おそらく、ぼくたちが考えている以上にバスや電車などの交通機関と関係しているように思えます。なによりも、通勤や通学など、多くの人びとの毎日の「足」として、日常生活にとけ込んでいます。ぼくたちが、毎日ながめている「あたりまえ」の風景は、こうした公共交通機関の路線と無縁ではないはずです。

フィールドワークを継続的におこなうためには、比較的コンパクトでわかりやすい現場(フィールド)をさがすのが望ましいのです。江ノ電は15駅(藤沢〜鎌倉-34分)、湘南モノレールは8駅(大船〜湘南江の島-15分)。江ノ電は海側から、そして湘南モノレールは山側から“湘南”というエリアを際立たせます。もちろん、どこからどこまでが“湘南”か…を規定するものではありませんが、調査対象となるエリアを、わかりやすく理解することができます。こうした考えにもとづいて、江ノ電と湘南モノレール沿線のフィールドワークを計画しました。