時間を出し合う

電車を降りたくなるまち。

宇宿フィールドワーク

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更新日 2008-06-17

時間を出し合う

 
DSC_3922.JPG数時間、一緒にまちを眺めているだけで、チームができあがります。今回、一番うれしかったのは、地元の大学生(鹿児島国際大学・経済学部 地域創生学科)の皆さんと一緒に活動できたことです。これまでにも企画はあったものの、なかなか実現にはいたりませんでした。もちろん、フォーマルな「大学間交流」ではありませんが、だからこそ、ゆるやかに過ごせたように思えます。
この日は、8名ほどが、ぼくたちと一緒に活動してくれました。はじめて会った人と、どのように語り、ビデオづくりをすすめるか。そこからが、課題です。
 
いささか唐突ですが、「地域に開かれた大学」を考えるとき、ぼくたちは、「大道芸人」のように発想することが大切なのだと思います。大道芸人は、トランクひとつでまちを巡り、瞬時にまちを「ステージ」に変えることができます。魅力的な芸があれば、道ゆくひとは、足をとめてくれるのです。それを目指して、芸を磨かなければならない。
ぼくたちも、旅をしながら、行く先々で創造的な「場」を立ち上げてみたいと考えています。たとえば、カバンからビデオカメラ取り出して、まちの良さを綴るのです。若くてしなやかな「まなざし」があれば、人は立ち止まって、声をかけてくれるはずです。そのためにも、ぼくたちは、じぶんたちの活動を、「外」へと開きながら、五感を駆使してまちを歩くのです。