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更新日 2009-08-08

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コミュニケーションの場

3785413190_e3e3fb4321.jpg8月2日:豪華な慰労会を開いていただきました。(与良館にて)今回、ぼくたちが逗留したのは、「北国街道 与良館」です。与良館は、歴史のある商家(旧松屋)を整備してつくられた、地域交流の拠点施設で、ふだんは、小諸のまちを歩いて巡る人びとが立ち寄ってひと息入れたり、句会などで利用されたりしています。ぼくたちのフィールドワークの期間中は、ここが宿泊施設となりました。ここは、まさに、小諸のまちで重要な役割を果たしている「グッドプレイス」だと言えるでしょう。ボランティアのかたがたが集い、誰もが出入り自由で、中心的な活動は、コミュニケーションなのです。暖簾をくぐるたびに、とうもろこし、トマト、きゅうり、スイカなどなどで歓迎され、素朴ながらも、ぼくたちの元気の素になりました。2日の晩は、ぼくたちのために、大慰労会が企画され、みんなで飲んで食べて、とても愉しいひとときを過ごしました。


3785252716_86aa6e7e20_m.jpgわずか3日間でしたが、ぼくたちは、小諸のまちで「ちいさなメディア」を発刊しました。重要なのは、「ちいさなメディア」は、不特定多数を相手にするのではなく、特定少数のための、局所的で一時的な情報発信を担うという点です。作り手も読者も、お互いの顔がよく見える状態で発行され、感想やアドバイスが直接返って来るという感覚は、とても大切です。アナログかデジタルか、ということはさほど重要ではなく、読む人の顔を想像しながら情報を編纂するプロセスが、貴重なのです。この3日間、市民会館と与良館には、ぼくたちが発行するかわら版を待っていてくれる人たちが、確実にいました。できたばかりのかわら版を配るのは、恥ずかしくもあり、それでも、じぶんたちの活動をちょっと誇らしく思える体験でした。