ポスターをつくる

更新日 2010-12-24

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ポスターをつくる

PA023272.JPG大広間で、ポスター制作。ぼくたちは5年ほど前から、全国各地を巡りながら、活気に満ちた場づくりについて考えてきました。もちろん、まちや風景に目が行くのですが、やはり人が魅力的です。人が輝けば、まちも輝くにちがいない。そう考えて、どうやって人に近づくことができるか、そして、その関わりをどのように形にするかについて、いろいろ試してみました。

ふと思いついて、昨年の夏、家島(兵庫県姫路市)LinkIconのプロジェクトでポスターをつくってみたところ、とても愉しい(そして意味ぶかい)ことがわかり、以降、釜石(岩手県釜石市)LinkIcon向島(東京都墨田区)LinkIconでもポスターづくりの「キャンプ」をおこないました。

今回は、桑名の「業人」たちへの取材をもとに、ポスターをつくります。ポスターといえば、身近なところでは、駅貼りの広告を思い浮かべるでしょう。映画、新製品、旅行…。気になる商品やサービスが、ポスターとなってまちのいたるところに貼られています。おそらく、じぶんがポスターになる、などということはあまり考えないはずです。でも、ぼくたちは、人びとの暮らしやまち並みについて考えるための媒体として、可能性を感じています。
取材では、ポスターのなかで人が息づくように、できるかぎり自然な表情をとらえるようにします。とにかく近づいて撮るというのが基本方針です。こちらが自然に向き合えば、和やかな雰囲気になります。そして、取材先で話を聞いているなかで気になったフレーズ、心に残った〈物語〉を再編成して、写真とともにポスターとしてデザインします。ひと晩かけて完成させることが求められ、いつものように、大忙しの「キャンプ」です。