モバイルリサーチ ::: 2009

履修条件/予定学生数

近年、“フィールドワーク”ということばが一般的に使われるようになりましたが、“フィールドワーク”においては、地道に観察・記録をおこなうこと、時間をかけてデータの整理や解釈を試みることが重要です。つまり、知識を生成するための“技法”としてのトレーニングには(それなりの)時間とエネルギーが必要なのです。また、さまざまなモバイルメディアを活用したあたらしい調査方法について考える、“実験するマインド”も要求されます。
2009年度春学期の特別研究プロジェクトは、「モバイルリサーチ」(2007年度春学期「特別研究プロジェクト」)に続き、地域コミュニティにおけるフィールドワークやイベントへの参画をつうじて、モバイルリサーチの可能性について考えます。

15~20名程度の学生数を想定しています。以下のような学生の履修を歓迎します。

  • 地域コミュニティにおける社会活動や、フィールドワークを中心的な活動に据えた学習環境のデザインに関心がある。
  • カメラ付きケータイをはじめとするモバイルメディアを活用した、フィールド調査に興味がある。
  • フィールドワークに時間・エネルギーを使うことができる(つもりがある)。
  • ナレッジスキル科目「フィールドワーク法」をすでに履修していることが望ましい。
  • 加藤が担当する「研究会」の履修者/既修者を優先的に受け入れることがある。

募集方法

  • 「研究会」および「フィールドワーク法」(2009年度春学期開講)講義内で告知
  • 「研究会シラバス」(2009年度秋学期)および加藤文俊研究室ウェブにて告知
    • 15〜20名募集し、希望者多数の場合は、上記の履修条件をふまえて選考をおこなう。

実施期間/実施場所

  • 2009年7月28日(火)または29日(水)(オリエンテーション:履修者と調整)
  • 2009年7月31日(金)~8月3日(月)(フィールドワーク/ワークショップ:長野県小諸市)
  • 2007年8月7日(金)(まとめ/ふりかえり:履修者と調整)
  • 2007年9月10日(木)(成果のまとめ/アウトプットの提出期限:予定)

構成・運営方法

今回の特別研究プロジェクトでは、方法/活動としてのモバイルリサーチについて、理論的な問題をレビューするとともに、じっさいにまちを歩き、データ収集をめぐる問題点や課題を実践的に理解することを目指します。7月31日(金)〜8月3日(月)は、全員で小諸市(長野県)に出かけてフィールドワークやワークショップをおこないます。
※交通費や宿泊費等については、補助できるよう調整中です。

慶應義塾大学 環境情報学部

加藤文俊研究室
場のチカラプロジェクト

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デザイン棟B(ドコモハウス)
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