経過(12月11日)
立てこもり?ちょっと場所がわかりづらかったこともあって、たどり着けないひとが数名。およそ30分遅れでスタートしました。もともと、24時間のワークショップを想定していたのですが、利用規約のこともあり、21:00ごろには完全撤収の予定です。
ワークショップのために、カップヌードル(30個)、水のペットボトル(一箱)、みかん(一箱)、使い捨てカイロ(30個)を購入。床は、あまりにも寒々しかったので、ORFで使用された黒いビーズクッションを16個借りてきました。あとは、湯沸かしポットと、研究室にあるキャンプ用のアルミの折りたたみテーブルを4セット。前日に、下見をしたときのイメージをもとに、今回のワークショップは「山小屋に立てこもり」の雰囲気ですすめることにしました。
まずは、ゲストのオオニシタクヤさん(launchpad05)と山崎亮さん(studio-L)から、それぞれ自己紹介をかねて、話をしてもらいました。
ウォーミングアップ(16:30ごろ〜)
第1問ウォーミングアップ、そしてアイスブレーキングのために、まずは「大喜利」風の問題からです。今回の会場となった「エントランスハウス」の「ハ・ウ・ス」を使って、ひとひねり。できたひとから、発表してもらいます。
まぁ、これは全体の雰囲気づくりという主旨でもあるので、評価はノリと勢いだけです。オオニシさん、山崎さん、そしてぼく、3人ともが「YES」と評価したら、第2問目(こちらが本題)にすすむことができます。たとえば、「ハ・ハワイのね、ウ・うみの近くに、ス・住みたいな」「ハ・母の声、ウ・うるさいけれど、ス・住みやすい」など。(リズム感の欠如や、語呂の悪さが目立ちましたが、ほどなく、全員がクリアしました。)
いよいよ、本題(17:10ごろ〜)
そして、第2問です。「エントランスハウス」にちなんで、「場所」についての具体的な提案をまとめてもらうという課題です。実際に、今回のワークショップで生まれたアイデアは、施工をすすめてきた松原研究室に提案し、(可能なら)実現してもらおうと考えています。せっかく、「ハウス」に居ながら考える機会をつくることができたので、提案内容が具体的なかたちになればいいな、という期待を持ちつつ、アイデアを出します。(下記は、配布資料に記載された文章です。)
はい、いよいよ本題です。
今回のワークショップの会場となった「エントランスハウス」を、さらに居心地のいい場所にするために、なにか具体的な提案をしてください。ただし、アイデアを整理する際には、以下のことに注意してください。
・ 提案は、かならず、じぶん(もしくは、いまここにいるメンバーの手によって)実現可能であること。
・ 予算は10,000円であること。
・ 企画にはタイトルをつけること。
所定の用紙にアイデアをまとめて、1分間のプレゼンテーションを準備してください。
もっとも優れていると評価されたアイデアについては、(松原研究室と交渉し)10,000円を支給して、提案の実現を試みるつもりです。
「YES」を目指して(〜21:00ごろまで)
ホッカイロ+みかん+カップヌードル参加者は、アイデアをまとめて、1分間のプレゼンテーションをおこなうことが求められます。この問題についても、3名がプレゼンテーションを聞いて「YES」か「NO」かを判断し、3人とも「YES」を出さなければ、やり直し。それなりに、厳しい課題です。評価は、アイデアの内容はもちろんのこと、予算案、プレゼンテーションの方法についてもチェックします。
評価の基準は3人3様で、当然、最初のうちは評価は厳しめになるので、なかなか「合格」は生まれません。徐々に、空気は淀みます。陽が傾いて、暗くなってくるし、少しばかり寒くなってくるし…。弱音を吐くひとがいるいっぽうで、「不合格」を経てじぶんのアイデアを着実にブラッシュアップしてゆくひともいるわけで、やがて、閉塞感の漂う空気を破って、ひとりが「合格」しました。
2人ほどが第2問を終了したころに、山崎さんが帰ることに…。山崎さんのあとは、松本さん(松原研究室)にお願いして、引き続き、アイデア出しとプレゼンテーションが続きます。19:30ごろになって、産業能率大学の長岡先生とゼミ生が到着。おなじように、参加してもらいました。
けっきょく、21:00ごろまでに、5名のアイデアが「合格」となりました。時間になったので、片付けをして、この日のワークショップは終了しました。
(第2日目につづく)