おきみやげ

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更新日 2013-06-16 | 作成日 2007-10-29

おきみやげ


1558779583_0d4e7db89f.jpg2007年11月19日(月)〜12月2日(日)まで、函館市電 530号に中吊り広告を掲出します。最近は、「おみやげ」と「おきみやげ」について考えています。「おみやげ」は、旅先などで、持ち帰る(あるいは人に贈る)ために、その土地で手に入れます。記念写真は、その地に足をはこんだという記録になって、その経験を家族や友だちと共有することができます。キーホルダーやペナントを集めていけば、じぶんの旅の足跡を積み重ねてゆくことができるはずです。そして、お菓子のたぐいは、場所の経験を舌に覚えさせてくれます。

ぼくたちは、いつも「おみやげ」のことを気にしがちですが、さらに考えてみたいのは、「おきみやげ」です。つまりは、旅先に「何か」を置いて帰るということです。その場で「何か」をつくって、文字どおり置いて帰るのは容易ではありませんが、その場合でも、「おきみやげ」という発想は重要でしょう。たとえば、これまでに調査の結果をまとめてポストカードを作成した場合には、あとからかならず調査した地域(コミュニティ)に成果物を送り、活用してもらえるようにしてきました。中吊りギャラリー」も、ひとつの「おきみやげ」のかたちとして理解することができます。少しでも、ぼくたちの経験をまちに「還す」のです。