ポスターをつくる

更新日 2010-01-11

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ポスターをつくる

PC121914.JPG12月12日:ポスターを制作する「その場でつくって、その場で還す」というアプローチが、「キャンプ」の難しさであり、また愉しさでもあります。翌日には、貼り出されたポスターを見に、釜石の人びとがやって来ます。もちろん、ポスターの“モデル”になった人びとも含まれています。

期限までに仕上げるということはもちろん大切なのですが、それ以上に、自分たちがえらんだ写真、ことば、そして、綴った文章に責任を持つという気持ちが重要です。上手下手ではありません。ひとたび、ポスターとして壁に貼られたら、あとは、何を言われても受け入れなければならない。それが、フィールドワーカーとしての、表現者としての責任なのです。

進捗状況の報告会を経て、それぞれのポスターがブラッシュアップされます。それは、お互いの取り組みを参照しながら、自分たちの考え方を相対化し、最終的な仕上がりを具体的にイメージすることに向き合うための時間です。ずっと、悩んでいるわけにはいかないのです。自分たちで、決めるしかない。それが意識できるようになれば、おのずとポスターのなかの人物も息づいてきます。