まちのおみやげ ::: クッキー

クッキー

おみやげを想う

cookie.jpgまちのおみやげ:クッキー(2012) 関取花・廣野𠮷隆・吉田あんな人は、どこかを観光してきたしるしとしておみやげを買っていく。人がおみやげを買うとき、そこには何か目的があるのではない。渡す相手が自分であるか他人であるかに関わらず、なんとなく手に取ってしまうものなのである。おみやげを持ち帰り、さっきまで自分が見ていた日常と離れた景色を振り返る。そのときに語る物語は、家の中での話ではなく、自分が実際に見てきた外の話、またそれは相手がいないと語ることはできないのである。そうして私たちが物語を語ることで、おみやげは人と場所をつなぐ役割を果たしてくれる。

今回、私たちは京島のおみやげを作るにあたり、まずはその場所とそこで暮らす人々を知りたいと思い、右も左もわからないまま、京島フィールドワークに出かけることとなった。

・つづきはPDF版で: [まちのおみやげLinkIcon]

さらにくわしい調査結果は、2012年2月3日(金)〜5日(日)に開催された「フィールドワーク展VIII:栞」(ギャラリー やさしい予感)で展示するとともに、成果をまとめた冊子『まちのおみやげ』(A5変型・24ページ)を配布しました。