まちを歩く

更新日 2010-12-26

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まちを歩く

PC115817.JPG首里のまちを歩きながら、昔のこと、いまのことについて語ります。初日の午前中は、2〜3人のグループに分かれて行動です。会ったばかりの友だちの友だち(つまりは、友だち…)と、中学2年生のころについて語ってみます。今回は、同世代どうしで歩くことになったので、すぐにうち解けることができたようです。
思い出の場所に赴いて、まちの刺激を受けると、すぐに「あの頃」の顔が戻ってくるから不思議です。饒舌になった友だちを、写真に撮ります。いっぽう、思い出そうとすると、それほど当時を憶えていないことにも、愕然とします。自分の中学2年生の日々は、何だったのだろう…と。

憶えていない過去は、薄っぺらでも無価値でもありません。もちろん、いいことばかりではないのですが、いずれ思い出したくなる日が来るなどとは考えないくらい、濃密な時間が流れていた証拠なのです。憶えていても、憶えていなくてもかまわない。コトの大小も、さほど問題ではない。大切なのは、時間の流れを感じながら友だちと語るひとときを、尊ぶことです。