カレンダーをつくる

更新日 2010-12-26

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カレンダーをつくる

IMG_0525.JPGインタビューをまとめて、写真に添える文章を綴ります。インタビューから戻ったら、さっそく作業を開始します。今回は、カレンダーをつくることにしました。上半分には写真を、下半分には日付やイベント、文章などをレイアウトします。いつものとおり、翌日の昼ごろまでには仕上げることを目指します。それぞれのページは、分担して制作されますが、最後は一冊に綴じられて、カレンダーの完成です。

カレンダーは、とても実用的な道具です。ぼくたちは、カレンダーを使って、生活のリズムを組み立てているからです。あらためて考えてみると、カレンダーは、毎日をできるかぎり等しく取り扱うようにデザインされていることが多いようです。どの月も、どの曜日も、一日には同じ大きさの枠が割り当てられています。たとえば、一週間は、働くことからはじまるべきなのか、それとも休息からなのか。ぼくたちは、知らず知らずのうちに、慣れ親しんだカレンダーを前提に、日常生活を考えるようになっています。

IMG_0560.JPGリングで綴じられたカレンダーを広げると、上には写真、下には文章やイベント情報などがレイアウトされています。でも、言うまでもなく、ぼくたちの日常生活は「事件(ハプニング)」に満ちています。毎日は、平坦ではなく、複雑で起伏に富んでいるのですから、すべてが、同じ大きさの四角い枠に収まるほどシンプルではないでしょう。カレンダーづくりは、取るに足らない一日など、存在しないことに気づかせてくれます。みんなで記憶をたどりながら、その豊かな時間をカレンダーの上に復原してみました。