すぐにつくる

電車にゆられて、まちを想う。

中吊りギャラリー(豊橋編)

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更新日 2009-02-15  

すぐにつくる 

 
02.jpgフィールドワークから戻ったら、さっそく、つくりはじめます。フィールドワークの成果を「中吊り広告」にまとめる試みは、今回で3度目ですが、これまでは、フィールドワークののち、数か月ほどかけて、デザインしてきました。
時間に余裕があると、まち歩きをふり返りながら作成できるので、フィールドワークの体験が再構成され、ある程度熟成されたアイデアが、かたちになります。
でも、じぶんたちの作成した中吊り広告を載せて走る電車を見るためには、もう一度出かけなければなりませんでした。ぶらりと出かけることのできる距離ならともかく、ふたたび、みんなでまちを訪れるのは、かならずしも簡単なことではありません。
 
そこで、今回は、“豊橋にいるあいだに仕上げる”というやり方ですすめることにしました。学生たちは、フィールドワークを終えたら、息つく暇もなく中吊り広告の作成にとりかかり、翌日の午後2時を期限に、完成を目指します。
この試みは、また出かける必要がない、という利便だけではなく、あたえられた時間のなかで、みずからの活動を組み立てるという課題に向き合うことが重要な意味を持ちます。素材を集める、アイデアを整理する、デザインするという一連の流れを、じぶんで設計することになるからです。もう一杯くらい飲みたい、夜景も眺めたい、睡眠時間も確保したい。じぶんの能力とコンディションをふまえた、構想力と実行力が問われます。