お昼の賑わい
11月23日のお昼時。今年から、展示スタイルが変わり、AホールとBホールという二つの箱に分かれ、多くの研究室がそれぞれに整列するように展示することになった。また、そのことで各研究室がほぼ均等に展示スペースを確保することにもなった。
会場内を歩いていて、各通路内で聞こえてくる話し声の音量と、そこに滞在していた人数について気になったので、各通路ごとのデシベルとその通路の滞在者数を数えてみることにした。以下がそのスケッチだ。
音量の記録はiphoneのアプリを使用し、各通路の中間地点でそれぞれ計測をした。人数は、私が通過した際にその場にいた来場者を数えて記録することにした。多少の移動はあるだろうが、瞬間的に著しく変動していることはないだろう。
ここで注目したいのが、AホールとBホールに滞在していた来場客の差だ。Aホールは合計で407人に対して、Bホールは171人だった。各ホールに出展していた研究会の数や、Aホールの方がエントランスで受付を済ませた後に立ち寄りやすいという立地の点からも想像できる。だが、出展の数や各ホールの立地を除いて考えると、その差の多くが各研究室による展示のスタイルが関係しているのかもしれないと思った。
今年は、全研究会のブースの形が統一されていたからこそ、決められたスペースの中でいかに展示を見せるのかが、より重要になっていたと思う。来場者にとって、一見似たようなものが並んだ場所では、各スペースの展示内容が足を止める判断材料になるのだ。並んでいるものが、額縁に入ったポスターや冊子なのか、はたまたロボットやスクリーンなのか。または、出展者が何人いてどのような振る舞いをしているのか。
来場客が滞在しているブースを観察していると、立地に関係なく、そのほとんどが出展者と話し込んでいた。時に楽しげに、時に真剣に、出展者は来場客と活動に関する話をしたり質問に答えたりと、会話を弾ませていた。そして多くの出展者は、話をしていた来場客が去った後も、またすぐに別の来場客と話し始めるのだった。
限られた空間では、展示できるモノは限られてくる。しかし、だからこそより一層出展者である私たちの振る舞い方に注目がいくのかもしれない。このORFでは、出展者としての振る舞い方の可能性や展示の幅の多様性を、観察して考えることができた良い機会だったように思う。
